二流の愉しみ

美しく気品あふれるシルバーペルシャとの優雅には程遠い同居生活

2010年10月

MODE「かもめ」@あうるすぽっと

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今でこそ芝居を観に行くようになりましたが、10代の頃は芝居に対して偏見を持ってました。

実際観るようになってみると、ミュージカルでもストレートプレイでもシェークスピアでも
宝塚でもなんでも、面白いものは面白い。優れた芝居を観て、偏見持っていたことを反省した。

だけど・・・チェーホフだけはまだ偏見があって。

日本の演劇界(外国は?)では、チェーホフの良さが分からない奴は演劇人にあらず、
みたいな空気があり。。。でも、食わず嫌いはイカン、ということで出かけました。

観た結果・・・。ワタシが若い頃に感じていた偏見は、やっぱり間違ってなかった。
舞台上にも、特に客席にも、その苦手とする空気が充満してた。。。


翌日。
芝居に詳しい上司に、いかにチェーホフが苦手か、というか、チェーホフの芝居の
体現する世界がいかに苦手か・・・と話し、チェーホフの何がこれだけ評価されているのか
教えてくださいと尋ねたところ。

嬉しそうに「実は僕も好きじゃないんだ」と。

ヨーロッパでもチェーホフの評価は高く、というか与えた影響は大きいそうですが、
上司がイギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーにチェーホフが嫌いなことを話したら、
「チェーホフが嫌いという人間は、自分の兄貴以外で初めてだ」と言われたのだそう。

じゃ、ワタシで3人目か。

「東大寺大仏と天平彫刻」@東京国立博物館

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台風の中、東博まで出かけました。
特別展「東大寺大仏-天平の至宝」記念講演会。

興福寺や薬師寺の特別展に比べると、瓦ばっかりでいまひとつ・・・
なんて噂も聞きますが、展示物はさておきイベントは充実の今回。

第一回目は慶應義塾の教授であり、興福寺国宝館の館長であり、
東博の特任研究員でいらっしゃる金子啓明先生の講演。

東大寺の本だとか何冊か読んでいるにも関わらず、出来の悪いワタシは
すぐに忘れちゃって・・・先生のお話を新鮮に聞いてきましたよ^_^;

法華堂の日光・月光菩薩が、実は梵天・帝釈天なんですと!
先生は当たり前のようにさらっとお話されてましたけど、
日光・月光菩薩だと思い込んで拝んでいたワタシはびっくりです。
あー。だから伝・日光菩薩・・・なのですね。「伝」がついてた。

講演会の後は、特別展の鑑賞。
・・・。確かに瓦、多かったです。

ですが、通常拝観できない重源上人坐像や快慶の僧形八幡神坐像、
阿弥陀如来立像、地蔵菩薩立像を間近に観ることができただけで、十分でした。

八角燈籠、人がいっぱい囲んで眺めている様子に少しだけ笑ってしまった。
だって、ワタシが大仏殿の前で眺めていたって誰一人足を止めることなんてなかったから。

図録を購入すると、東大寺のお坊さんにご朱印をいただけました。

長屋紳士録@座・高円寺

あと一週間は、エリザベートの余韻に浸っていたい。。。
というところでしたが、初めての東京乾電池。

原作の映画も観たことないし、何の予備知識もなく
観たのだけれど、これが意外に愉しめちゃった。

原作が面白いのか演出が面白いのかよく分からないけど
角替和枝さんがぐいぐい引っ張り上げていたのは間違いない感じ。
すっかり、戦後の下町の世界に入りこんでしまいましたよ。

装置も良かったし、暗転の場面転換もはじめは面白く感じたけど
ちょっと多過ぎじゃ?最後は飽きちゃった。

劇団員を舞台に上げるために、わんさか人がいる場面があったり
するのも、劇団ならでは。


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エリザベート@帝国劇場

今回初エリザ出演の、城田トートの評判が良いみたいなので
せっかくだし・・・と大して期待せずに観に行ったのだけど・・・

結論から言うと、すごく、良かった! 観られて良かった!

エリザベートという作品はとても素晴らしい作品だけれども、
なかなか完成度の高い舞台を見ることは難しく・・・

宝塚版だと、男役の演ずるトートがこの世のものではなく
超越した存在として、しかも美しく存在してくれているので
すんなりとその世界に入っていけるのだけれども・・・
反面、女性だけのハーモニーは、音域の広がりがないから
音楽的にどうしても魅力が減じてしまい、特にこのミュージカルは
音楽の魅力が大きいので、その点でどうしても物足りなさを感じてしまう。

一方、東宝での上演は、トートダンサーも男性だから迫力が違うし、
男性のナンバーを男性が歌うわけだから当然、音楽も重層的に感じられる。
ただ・・・なんていうか・・・トート閣下がキモチワルかったりするのですよ、生々しくて。
人間臭いトートで、全然黄泉の国の帝王になんか、見えないし。
作りごとの世界が、ちゃんと成立してないというか。

そのことにいつも大きな不満を覚えていて、でも日本人の役者がやると
それは仕方ないことなのだろうと思っていたのです。。。

ですが、城田トートは、キモチワルくなかった。
ちゃんと、この世のものには見えなかった。

背も高いし、彫の深い顔立ちのせいもあるのかもしれないけど
そういうことよりは、「くねくね」してないからかと。

周りの感想を聞いていると、城田トートは物足りない、という声も多く。
要するに、エリザベートへの愛が足りない、感じられない、と。

ワタシは、そのエリザベートの愛が欲しい、と身もだえする
トートが「くねくね」する姿が人間臭い、キモチワルイ、と感じていたのです。

だから、まだ若く舞台経験も少ない城田トートが演技し過ぎないところが
かえって良かったのです。人の感じ方はそれぞれですな。

それから、あの難しい音楽を深く理解していると感じました。
ちょっと高音が軽くなってしまうところがあったりもしたけれど、
かなり勉強をしたのではないかな。

もう一度観たいところですが、もうチケットは完売。
次に上演されるときには、是非また観たい!

 エリザベート:朝海ひかる
 トート:城田優
 ルイジ・ルキーニ:高嶋政宏
 フランツ・ヨーゼフ:石川禅
 マックス:村井国夫
 ルドルフ:城田 優
 ゾフィー:寿ひずる
 ルドヴィカ:春風ひとみ

武蔵丘陵森林公園

妹家族に、森林公園に連れて行ってもらいました。
あまりの広さにびっくりです!

まずはレンタサイクルを借りて、お目当ての場所へ・・・
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白い山のように見えるものの正体は・・・



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