二流の愉しみ

美しく気品あふれるシルバーペルシャとの優雅には程遠い同居生活

2008年11月

星組全国ツアー@さいたま市文化センター 

次の本公演で卒業してしまう、安蘭けい&遠野あすかの全国ツアー公演。それなのに、植田紳爾のベルばらとは許せん、と憤慨していたのだけど、意外に観られた。といっても、初めて見た人には話が繋がらないだろ、ってところも満載だし、鬱陶しいやり取りが延々と続くところだとか、脚本は大したことないのだけれど、主役コンビが観客を納得させてしまう。二人だけでなく、オスカルの涼紫央、アンドレ&アラン2役の立樹遥も良くて。

ベルばらのバスチーユの場面とショーで一際目を惹いたのが、しーらん(壱城あずさ)。スカピンのメンバーに入っていたので覚えていたけれど、動きがいいです。男役としては線が細いけれど、サマになってる。


『外伝 ベルサイユのばら -ベルナール編-』
 原作:池田理代子
 外伝原案:池田理代子
 脚本・演出:植田紳爾

ロマンチック・レビュー
『ネオ・ダンディズム!III』-男の美学-
 作・演出:岡田敬二

出演:(専科)箙かおる(星組)安蘭けい、遠野あすか、万里柚美、にしき愛、朝峰ひかり、美稀千種、立樹遥、百花沙里、涼紫央、毬乃ゆい、琴まりえ、天霧真世、梅園紗千、彩海早矢、花愛瑞穂、天緒圭花、初瀬有花、一輝慎、夢乃聖夏、麻尋しゅん、妃咲せあら、華苑みゆう、八汐ゆう美、壱城あずさ、茉莉邑薫、白妙なつ、南風里名、朝都まお、花風みらい、優香りこ、大輝真琴、千寿はる、真月咲、琴城まなか

狂言劇場その伍@世田谷パブリックシアター

1124.jpg
初めて、狂言を観てきました。正確に言うと、高校生の時に観ているはずなのですが。。。

日教組の先生が一人いたせいで、メーデーは授業を行わずに音楽鑑賞と美術鑑賞を毎年交互に行っていたのですが。ある年、昨年人間国宝となられた野村万作さんが卒業生ということで、狂言講座を行ってくれたのです。息子の萬斎さんを連れて。でも全校生徒で見たものだから、席が遠くてよく見えず居眠りしてしまったのです。。。勿体無いことをしました。

また眠くなったらどうしよう、と普段は飲まないコーヒーを飲んで挑みましたが、あまりの面白さにあっという間に時間が経ってしまって。特に『彦市ばなし』が面白かったですねぇ。また、観たい。



狂言劇場その伍
 Aプロ『磁石』:[出演]野村万作/深田博治/高野和憲
 狂言による『彦市ばなし』:[出演]野村萬斎/月崎晴夫/石田幸雄

対談「異文化に身を置いて感じること、見えてくること」

img20081220.jpg
出身はニューヨークで東京都北区名誉区民のドナルド・キーン氏と、北区出身ローマ在住の塩野七生氏の対談に行ってきました。

「ローマ人の物語」はまだ1冊目しか読破していないあてくしですが、塩野さんのファン。基本的に生きている作家の本は読まないことにしているのだけど、塩野さんは別。でも、北区出身とは初めて知りました。今までどこかに書いてあったのかなぁ。キーンさんが旧古河庭園の庭の見えるマンションにお住いなのは、よく読むのですが。

お二人と、司会は塩野さんを文筆の道へと導いた中央公論元編集長の粕谷一希さん。こんな豪華なメンバーなのに会場が小さく、少しの人しか聞くことが出来ずに勿体ないな、と思っていたら、塩野さんのご希望とのこと。小さな会場で、「これからグローバルな世界に生きていく若者」をターゲットに、というご希望だったらしいのですが、残念ながら会場は私も含め該当しない人ばかり。

入場したお三人の中で一人塩野さんは、会場を見渡し聴講者の顔を確認していました。若者がほとんど居なくて、がっかりされたかな。

塩野さんのお話は、以前にもどこかで書かれていた内容も多かったのですが、対談となるとまた面白くて。あっという間に時間が過ぎてしまいました。

語る内容も勿論素敵なのですが、見ていても飽きなかったですねぇ。シックな黒のパンツスーツに黒のヒールパンプス。首には大きなエメラルドとパールのチョーカー、指にはこれまた大きなエメラルドの指輪と、反対の手にはダイヤの指輪だったかな、こちらはよく見えなかった。どれも素敵なのです。特にエメラルドが。確か、塩野さんはご自分でデザインされるのですよね。チョーカーはどこかで見たような気がしたので、自宅に帰り五木寛之氏との対談「おとな二人の午後」を開いてみると、やっぱり付けていました。お母様の帯留めをチョーカーに直したものでした。

こんな素敵で内容の濃い対談だったのに、北区役所の人に聞いてみると、冊子も出さないしサイトにも掲載しないとか。冊子はお金がかかるから仕方ないにしろ、サイトに対談内容くらい掲載したっていいのにね。勿体ない。対談中も鬱陶しいくらいに写真を撮っていたのに、何に使うのでしょう。掲載されたのはコレだけ。残念。

ヒトデマフラー

img20081125.jpg

なんか、調子付いてマス。編み物の風が吹いてます。

ホビーラホビーレを覗いたら可愛いマフラーを見つけたので、今度は自分用に。鎖編みだけで出来ちゃうという、超カンタンなマフラー。あたしの目には海星に見えますけど、首に巻くとめちゃくちゃあったかい!

たまにお婆ちゃんが寄ってきて「自分で作ったの?」といきなり触ってきます。触ってみたくなる感じ、らしい。

 ニットといつも(文化出版局)より
 P26 モチーフマフラー
 使用糸:ツープサプライズ10 60g
 使用針:かぎ針8号

中司麻希子ピアノリサイタル@天空劇場

img20081206.jpg
三軒茶屋から北千住へ移動。

←ここの最上階に行きました。

東京芸術センターの天空劇場。眺めがいいのかと思いきや、真っ暗。高所恐怖症のワタシにはかえって良かったのだけど。

東京芸術センター記念ピアノコンクールに入賞した方々の演奏会が、毎月行われています。本日は、ラヴェルとドビュッシーの夕べ。ドビュッシーは眠くなるのですが(自分で弾いていても、途中で寝てしまう!)、ラヴェルは好き。頭が痛くて、前半だけで失礼しましたが、素敵な演奏でした。水の戯れも聴きたかった。

一方、気になったのが空席の多さ。こうやってコンクールや演奏会の場を提供して新人を応援するのはよいけれど、きちんと宣伝して客席を埋める努力も必要では?演連コンサートも同じく新人を育成、紹介するものだけれど、もっと大きい上野の東京文化会館小ホールを埋めていますしね。半官半民だからこんなものなのかな。サイトには「日本の芸術の未来が、ここにある」なんて書かれていますが。ハズカシイ。。。

そもそも、足立区は区役所の跡地になぜこんなものを建てたのか?バブル後、箱だけは立派で中身の伴わない「ハコモノ」が、赤字を生み出すばかりと非難されているのに。足立区にはもともと、西新井にギャラクシティ(芝居、音楽、落語など上演)があり、3年前には北千住にシアター1010が出来たばかり。シアター1010は赤字は勿論のこと、その運営や経費についての怪しさで新聞紙上を賑わせたり。区が、文化施設を増やして区民に文化の充実を図ろうとしているとはとても思えず。一体なんのために、またホールを作ったのか。

この天空劇場を運営する東京芸術センターは月刊冊子を発行しているのだけど(歴史家ブラアン・キースの巻頭エッセイが面白い。あたしは無知なので知らないのですが、有名な方なのですか?)、大抵の日本のホールに備えてあるピアノはスタインウェイだけれども、ここにはベヒシュタインやプレイエルのフルコンサートピアノがあるだとかと宣伝しているので、期待して行ってみたのですが。。。

狭いロビーにはスリングチェアが置いてあるだけで、殺風景。スタイリッシュなものを目指したのかもしれないけど、寒々しい。どういう客層を想定したのかしらん。東京というところは、非常に多くのコンサートホールを持つ都市で、世界にもそうないらしい。その東京で、区民向けとも思えず、だからと言って他のホールから客を奪うことが出来るとも思えず。そもそも、ここではお茶も飲めないんです。ロビーでは飲食禁止。当然、バーカウンター(カフェ)もなく、休憩のアナウンスでは「ロビーでは飲食禁止、館内施設をご利用ください」のみ。館内施設ってどこ?○○階、○○カフェをご利用ください、って案内すべきじゃない?でも、あたしが知らないだけかもしれないけど、サイトを見る限り、ひとつ下の階にあるフランス料理屋しか見当たらないんですけど。。。まったくもって、魅力の見つけられないホールでした。

足立区と言えばいつだったか、都内で就学援助(家計の苦しい家庭の小中学生に、給食費や学用品を援助する)率の一番高い区だと新聞で読みました。無駄な意味の無いと思える文化施設ばかり作るのだったら、図書館の本をもっと増やして充実させた方がいい。人は財産、子供にもっと読書させた方がいい。あたしが都内で利用したことのある目黒区、文京区、豊島区、江東区、台東区、北区、足立区の7区の図書館の中で、読みたい本のない確立が高いのは豊島区と足立区。どちらも蔵書が少ない。反対に多いのは、目黒区、文京区、江東区。無かった試しがない。無くても購入するか、他区から取り寄せてくれたし。まあ、これはあたし個人の読みたい本で言っているので偏りがあるだろうけど、出口調査と同じようなものでしょ。図書館の本でも何でもいいけど、区民のためにお金を使わなくちゃ。

個人的には、ハコモノを作って赤字が出るのがいけないとは思っていない。そもそも、芝居も音楽も儲かるものではないから。文化にはお金がかかるから。それでも、区民のために良質な文化、芸術を提供しようと考えるなら、中・長期的視野を持って予算を組んでやればよいこと。自治体の文化行政は、箱を作ることが目的だと意味が無い。昼間行った世田谷パブリックシアターは成功例で、見事に対照的。世田谷とかさいたま芸術劇場とか、見習えばいいのに。



ドビュッシー:「忘れられた映像」
 レント/ルーヴルの思い出/とても嫌なお天気だから“もう森へは行かない”の諸相
ラヴェル:「鏡」
 蛾/悲しき鳥たち/洋上の小舟/道化師の朝の歌/鐘の谷

     ~休憩~  

ラヴェル:水の戯れ
ドビュッシー:「映像第1集」
 水の反映/ラモー讃/運動
       「映像第2集」
 葉ずえを渡る鐘の音/かくて月は廃寺に落つ/金色の魚
記事検索
最新コメント
livedoor プロフィール
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ